気仙沼って路地か

2年ぐらい前だったか、朝日新聞宮城県ページに、県内の路地の繁華街が連載記事で報道されました。初回が仙台市のなんとかいう路地で、狭い通りに面した何十メートルかの路地のなんとか横丁の紹介でした。次の回が、気仙沼の南町というかなり広い範囲の町の紹介でした。でも、この南町は、とても路地という範疇でくくれるような町ではないと思うのです。記事では、どうしたことか、「路地」と表題を掲げていながら、町全体を面として、紹介していました。びっくりしました。表題は路地です。記事が紹介する南町は、南北300メートル、東西100メートルの面で、その中には多くの住宅も商店も、いくつかの通りが交差する十字路もあるし、とても全体が路地なんかじゃない。
もちろんその中には路地らしい路地もあって、飲み屋さんもあって、夜は賑やかな光を放つ場所もありますが、全部が路地だなんて、まとめるにもほどがある。仙台のなんとか横丁と一緒にくくられてしまっていいのか。企画とか編集とか、難しいんだろうけれども。
新聞を開いて、あんなにびっくりしたって、なかなかない。