2011-01-01から1年間の記事一覧

今年最後の夕陽を岩井崎で

2011年12月31日16時、気仙沼市、岩井崎にて。

気仙沼の南町紫市場

仮設の店舗が51軒連なる気仙沼復興商店街、名付けて南町紫市場(みなみまちむらさきいちば)の今日の午後です。 南町には紫神社があって、多くの方々がそこで避難生活を送りながら、再起を誓ったとのこと。その思いが紫という言葉に込められています。 ほ…

海の色は空の色

陸中海岸国立公園の南端、気仙沼の岩井崎から太平洋を望む。 空と海と陸と、まあ、わたしがいるくらい。

今日の気仙沼湾

気仙沼湾を見下ろす安波山(あんばさん)中腹からの景色。 少しずつ復旧の歩みを見せる海岸沿いの市街地に、仮設プレハブの店舗51軒が復興商店街として今日開業した。 記念イベントの歌声が山腹を駆け上がってくる。その安波山を気仙沼湾沿いから見上げると…

気仙沼、大川の桜並木

気仙沼の市街地を流れる大川の、川沿いの土手の桜並木。完全に津波をかぶって、幹ごと流されたものも多いけれども、どうか生き延びてほしい。 来春、どれだけ花を咲かすのか。今は、冷たい北西の風に耐えている。

ホヤぼーや、こんなのも

気仙沼の松峰園で作っています。どうぞ。

大谷海岸の根性松

気仙沼市本吉の大谷海岸の産直センター脇に生える根性松。 アスファルトの隙間から芽を出し、津波に襲われても元気に伸びていて、ついに根性松と命名されたよう。 産直センターのアワビごはん、ウニごはんは知る人ぞ知る逸品です。

大島の御衣黄桜かな

気仙沼のとある病院の廊下に、御衣黄(ぎょいこう)桜の押し花が飾ってあった。 気仙沼で御衣黄といえば、大島の亀山の山頂近くにあって、春、4月のころに薄緑色の花を咲かせていた。 ソメイヨシノの薄桃色ではないから、新緑の季節には目立たないけれど、…

柿の木の下、被災の北

通りかかって、きらきらしていて、きれいだなあと思ったので、地主さんと思われる農作業中の方に「写真とっていいですか」って断わって、「あーい」と返事をもらったので、柿の木の下に入り込んで上を見たら、やっぱりきれいだった。 気仙沼の上鹿折(かみし…

最新技術と伝統の融合

今週のお題「2011年、買って良かったもの」震災前、携帯電話からiPhoneにかえた。震災で繋がらない時期もあったが、手放せなくなっている。 震災後、下ずぼんを履くようになった。5月から10月までは履かなかったが、冬の寒さはこれで乗り切る。

ここから、どうぞ、気仙沼

気仙沼湾の港近くの復興屋台村、気仙沼横丁の今夜はこんなです。 クリスマスツリーのようなセンターディスプレイの高さは津波の高さ。いつまでも忘れず、伝えていこうということです。 プレハブのお店が20軒ほど。どうぞおこしください。

気仙沼の総合体育館

一時は2000人もの避難者が生活した気仙沼の総合体育館の回廊です。 皆さん、徐々に仮設住宅やアパート、なおした自宅などへと移り、11月29日で避難している方はいなくなったということです。 自衛隊やボランティア、各地の自治体職員、芸能人などの多くの支…

ダメだし受けるぞ、そのうちに

今週のお題「サンタクロース」サンタクロースが何かプレゼントを運んできて、クリスマスは何かおいしい食べ物がいっぱいで、発想が小さく固定化してしまっているので、ほんと、キリストさまには申し訳ない。

食えればいいのか、湯豆腐

今週のお題「寒い日に食べたい、あったかーいもの」湯豆腐。 一丁を縦、横、中と切り分けて、ねぎといっしょに鍋の中。もちろん底には昆布が敷いてある。 鍋の真ん中には付けだれを入れた、ん、なんていう器だろう、醤油と出汁と、加えてカツオ節とねぎも入…

大地とともに沈むのか

気仙沼の市街地の南に広がる沿岸地域には、水産物の冷凍冷蔵施設や加工場がたくさん建ち並んでいた。 その地域は、今も冠水が続いて、夕映えの下で湖面のように光を反射させている。 全国にうまい食品を届けていた気仙沼だが、復旧復興はまだまだ遠くて、気…

機関の音がトトトトト

気仙沼港を行き交う漁船。向こうの山は大島の亀山。 だれもいない海岸に、夕闇が訪れる。もう十日も前の景色だけど。

晩秋の気仙沼港

カツオ船、サンマ船でにぎわった気仙沼港。漁も終盤で、やがて船は、ふるさとの港に帰ってゆく。 岸壁や魚市場では、大きく大きく手を振って、感謝を伝え、再会を祈る。

気仙沼、大島、亀山、晩秋

久しぶりに大島にわたって、浦の浜から亀山を仰ぐ。紅葉が広がって、もう秋もおしまいのきざし。

ちょっと寄って飲んでいぐべが

復興屋台村・気仙沼横丁の夜。南町四丁目の交番の海側。プレハブの仮設のお店が約20軒連なっています。まわりは真っ暗ですが、一歩一歩の灯りです。

あの山の向こうは一関市

夕方の紹介が多いのは、勤め帰りの視線になるからでしょう。 シルエットの枝は大川(おおかわ)の岸辺の桜。この枝のはるか上まで津波は襲い、去っていきました。 さざ波立つ水面。岩手県から流れ来る大川は、市民の飲み水だし、作物の用水だし、鮭の道だし…

まもなく紅葉の煙雲館

気仙沼の片浜(かたはま)にある煙雲館(えんうんかん)庭園。仙台藩の重臣、鮎貝氏の居館です。 その庭園は、沢水を利用した池と築島の周囲を散策路とした回遊式庭園と呼ばれ、17世紀に造られたものです。 小高い丘の斜面にさまざまな樹木が配され、季節…

温泉みたいだな

気仙沼の今日の朝。安波山(あんばさん)から浪板(なみいた)方面を望む。

このうち一つはアメフラシ

岸壁を歩いていたら、ひらひら、くにょくにょ、水面に漂っていたやつを見つけた。こんなやつもいた。おれを見てもぜんぜん逃げないし。

あの日

今週のお題「センチメンタルな秋」あの日は帰らない。あいつにひどいことをしてしまった日。その後も笑顔を交わすが、内心、ひどいやつだと思っているだろう。でも、ひょっとしたら、忘れてしまったかな。取り返しのつかないことだと思うが、謝る機会も失っ…

さようなら、またね、かな

秋ももう終わり。気仙沼の西部、熊山の近くにはススキが揺れる。また来年、ツツジのころまで、だれも来ない、かな。

サワラがでっかい

気仙沼の市街地の西方にある平八幡神社(たいらのはちまんさま)の境内には、サワラの巨木が6本立ち並んでいる。サワラは、北上山地が北限で九州まで分布しているが、700から800年の樹齢の巨木が6本もというのは珍しいらしい。樹皮に触れると柔らかく温か…

めったに、ある、ない

今週のお題「ちょっとしたぜいたく」休日の午前、ラジオを聞いて過ごすこと。休日の夕方、5時数分前から飲む態勢に入ること。めったにない。 お昼用に、即席みそ汁の小袋を持って仕事に出ること。肌に優しいポケットティッシュを使うこと。たまにある。

気仙沼向洋高校に栄えあれ

あと1か月、11月の勤労感謝の日には毎年、気仙沼市階上(はしかみ)の岩井崎プロムナードセンターで「荒磯まつり」が開かれてきた。 階上地区の海や山の産物とともに、地区内にある気仙沼向洋高校が製造した缶詰「とろさんま」が出品され、あっと言う間に…

赤や黄色だけじゃない、秋

春のころにお知らせした、気仙沼の西、徳仙丈山(とくせんじようさん)はツツジの名所ですが、秋になれば当然のごとく、木々は色づきはじめます。それが夕日に映えるとなると、色んな色が現れます。

ああ、秋だなあ

気仙沼の西方、新月(にいつき)の山里には、もう秋が広がる。山は手長山(てながやま)。さらに登った高原から大森山(おおもりやま)を仰ぎ見たら、ススキが夕日に映えていた。