みんな待ってた天旗まつり

気仙沼では凧のことを天旗(てんばた)という。
天旗をみんなで揚げようというまつりは、気仙沼の海岸の商港岸壁という広々とした場所で25年続けられてきて、大震災で岸壁はまったく使えなくなって、震災後は代わりの小さな凧揚げ会にして、今年2年ぶりの第26回となった。
東北、関東のみならず全国の凧の愛好者から復活を求められていたが、もちろん天旗を愛する気仙沼市民の思いがまつりの復活を実現した。
会場は気仙沼小学校校庭で、震災前の海岸よりずっと狭いが、風を受ける天旗の音は、冬の青空に広がっていた。