鮪立の、みなとの灯り

気仙沼、唐桑半島の東部。穏やかな海に面した小さな漁港の鮪立(しびたち)では、お盆の8月15日、ロウソクの灯りが夜の港を彩っていました。
津波で何もなくなった港に地域の人たちが集まって、ロウソクの灯りに顔を照らされながら、名も知らぬ歌い手の歌声を静かに聞いていました。