大川、桜並木の昨夜

気仙沼の市街地を流れる大川の、土手の桜並木に提灯が灯されて、川面に映えています。
津波をあびても、開花した昨年。今年はどうか。みんなが満開を待ち焦がれています。
ここの桜を愛する人たちが、長年続けてきた桜祭りを2年ぶりに開催し、つぼみが膨らむのをじっと見つめています。
約180本だった桜は、流されたり倒れたり燃えたり枯れたりして、今は約60本。そのうち花をつけるのは何本か。
生き残ったとしても、次の津波に備える河川堤防の建設のため、この桜並木はなくなるかもしれない。