唐桑半島、おさきさんの小正月

気仙沼の東、唐桑半島の南端に鎮座する御崎神社は、おさきさんと呼ばれて、大漁と航海安全を祈る人々に崇拝されている。
小正月の催しは、ほうぼうでどんと祭と言われているが、御崎神社では、これぞ「おさきさん」と呼ばれている。
その夜祭りに縁起物として売り出されるのが、はじき猿と風車をあしらった竹細工の民芸品である。
わざわいをはじきさる、はじき猿。
福がくるくる回る、風車。
この一年の幸いを祈り、多くの方々が買い求める。
今年の小正月こそ、いっぱい賑わいますように。