2月20日、気仙沼から出港、ご無事で

天旗まつりで賑やかな港から、遠く漁に出る船がありました。気仙沼は港に出入りする漁船の船員さんで成り立ってきたまちです。
港の岸壁で凧(天旗)を揚げながら、岸壁を離れてゆく漁船を見送り、大きく腕を振って、元気でなあ、大漁して帰って来いよ、無事で帰ってこいよって祈る。凧揚げのこっちは余暇、出港のそっちは命がけ、という境界が際立ちますが、とにかく、大漁を祈る港の心で、何回も何回も大きく腕を振って、もう既に何百メートルも沖に凧(天旗)が舞い上がっている遥か下を、船は沖へと進んでいく。気仙沼港から見送られる出船に平和あれ。