感覚がずれたかな

大好きな店で、いつも食べている逸品を、あれっ、違うなと思って、いや、けっしてまずくはないのだけれども、違う違うと思いながら食べているときって、つらい。そうか、久しく行ってなかったから、自分の舌が呆けたのかなと考えてみても、感覚が許さない。何だろう、この寂しさは。また来たときに不幸にならないようにと、祈りながら店を出て、北西の風に吹かれて歩く。