気仙沼・大島の三つの浜辺

田中浜。読みは「たなかはま」。震災と沈下は厳しい。干潮のときはもっと砂浜もひろがるのだろうが、浜の中央部以外は、波が護岸を打っている。浜の北側には気仙沼市環境省の体験施設があるが被災した。

小田の浜。読みは「こだのはま」。こちらは浜の中央部に砂が少なく、北側と南側に浜は残る。しぶきが上がっているあたりには30から50メートルぐらいの浜があったのだが。干潮のときにどれほど砂浜が現れるか、将来どうなるか。環境省選定の日本の快水浴場百選の特選の浜である。

十八鳴浜。読みは「くぐなりはま」。浜の幅は多少狭くなった気もするが、まずまず。知る人ぞ知る「鳴き砂」の浜である。今年、気仙沼・唐桑エリアの九九鳴浜「くくなきはま」とともに国の天然記念物となった。乾いた砂は、今日も「キュッ、キュッ」と鳴った。ほっとした。