人の心は、頭か腹か

今週のお題「お母さん、ありがとう」
何歳のころだったか、昭和の時代には違いない。東京オリンピックの前かもしれない。幼い私は、何かに対して怒っていて、「あだまにくる」と叫んでいた。そこで母が言うには「あだまにこないで、はらにこい」と。怒っても我慢して腹に収めろということだったんだろう。へえーと、ほほーと、しばしそのわけを考えていた自分を覚えているが、子どもながらにストンと納得いって、ああ、腹にくればいいんだと思うようになった。これ、まさに、腑に落ちるってことか。
それから後、怒ったときには、頭にこないで腹にくることにしている。そのせいか、胃腸が弱く、おなかがゆるい。人生のかなりの時間をトイレのために使っている。
結論。いろんな意味で我慢強い人になれた。おふくろよ、ありがとう。
でも、怒るたんびにトイレに駆け込んでいるわけではないので、誤解なく。