豆腐に合わせてハードディスクは作られる

津波にやられたコンピューターを探し出して、なんとか生きててくれないかなという話になって、ハードディスクを取り出して、塩分やごみをぬるま湯で洗い流してはどうかということになった。コンピューターに詳しい仲間も、おそるおそるの試みだった。駄目で元々なのだからというわけではないが、何もしないと始まらないので、みんながやってみた。結果はまだわからない。フォルダまで読めたんだけど、その中に入れないという例もあった。

そのぬるま湯での洗い出し方法もみんなそれぞれだったが、台所で思い浮かんだのが、豆腐のパッケージだった。思いどおりのぴったりで、ハードディスク救出の大目的は置いといて、サイズの符合に感心した。世界基準に出会った気がした。災害対策への暗示かとまで思った。